髪は抜けても、毛穴は生きている

ひとつの毛包から生えている1本の髪の毛には寿命があります。
ここで大切になってくるのは、1本の毛には寿命があっても、毛穴自体は生まれた時からその数をほぼ変えずに残り続けるということです。
毛は抜けても、毛穴はそこにあり続けるのです。
薄毛が進行したからといって、髪が死滅にむかう訳ではないのです。
希望を持って、生まれたときからの付き合い毛包を健康に保ち、新しく強い毛が生えるようにしていきましょう。

 

 

1本の髪の一生

 

毛包から顔を出す髪の毛は、伸びては抜け、少し休むとまた生えるを繰り返し続けています。これを「ヘアサイクル」と呼びます。

 

毛母細胞が正常に分裂を繰り返していれば2年から6年の間は髪が伸び続けます。この期間を「成長期」と呼びます。
成長期が終わると、2週間ほどで毛球が退縮し髪が伸びなくなります。この期間を「退行期」と呼びます。
そして、毛が全く伸びなくなると毛球と毛母細胞のつながりもなくなり、毛穴の摩擦で毛が支えられているだけの状態になります。
これが「休止期」として、3〜4ヶ月続きます。
この期間には毛は頭皮と結び付けられているわけではないので、髪を引っ張ればスルリと抜けてしまいます。
この髪がなんとか抜けずに留まっていて欲しいとは思いますが、むしろ喜んだほうがいいのです。

 

なぜなら、自然な抜け毛は次の毛が生まれる前兆なのですから。

 

休止期の間に、新しい毛球が育ち、新しく育ち始めた髪の毛に押し出されるように、古い毛が抜けるのです。
そして古い毛を押し出した新しい毛は成長期としてまた伸び続けます。

 

ちなみに、一日に抜ける毛の数は約100本ほどにもなります。

 

 

薄毛とヘアサイクルの関係

 

人間の頭皮には約10万個の毛穴があると言われていますが、その一つ一つの毛包内で、それぞれのヘアサイクルに従って成長と生まれ変わりが繰り返されています。
髪を切らずに伸ばし続けていても、ヘアサイクルに従って抜けてしまうため、伸ばせる髪の長さには限界があります。

 

そのヘアサイクルが乱れ、成長期が短くなると、毛が成長し切る前に、退行期に入ってしまいます。これが薄毛につながるのです。
そういった場合に抜けた髪の毛を観察すると、うぶ毛の状態だったり、短くて細い毛が多い事が分かります。
このヘアサイクルを健全に整える事が、太くて長い髪を増やすことに結びついていくのです。